我が家は主人も私も実家がマンションであったことから、住居購入時も迷わずマンションを選択しました。マンションと戸建を比較した場合、私が良いと思う点は主に3点あります。
まず1点目が人付き合いについてです。マンションというと人付き合いが面倒であったり町内会やゴミ出しのルールがあったりと何かと人の目を気にしなければいけないというイメージを持たれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。確かにマンションであれば戸建に比べて人に会う機会も多いですし、会えば世間話くらいはします。しかし、それが今の付き合いの希薄化した時代を考えるとかえって良いのではないかと思うのです。最近では一人暮らしの方も多いと思いますが、職場と自宅の行き来しかないような人もいるはずです。ストレス環境下の元で働いたあとに何気ない世間話ができるのも、実は意外と神経をリラックスさせることにつながっていたりもします。また、自宅にこもりがちの人がマンション住民の人と少し話ができるだけで心がふっと軽くなることもあります。
付き合いを煩わしいという人もいますが、少し立ち話をするのが当たり前になってくると逆に生活に色を与えてくれる重要な役割を果たしてくると思うのです。
2点目が家族の団欒に最適ということです。戸建であるとリビングを経由しないでそのまま子供部屋や自分の書斎に迎える造りの家も多いのではないでしょうか。反抗期のお子様がいらっしゃる家庭などは同じ屋根の下にいても顔を合わせないというような事態にもつながりかねません。マンションであればワンフロアなため、必然的に顔を合わせる確率は高くなり、その分家族の会話を持つきっかけ作りになります。ワンフロアで生活していれば無視したくてもできないですからね。
働き方が多様化したり、子供たちの習い事などが夜遅くにまで及んだりとなかなか家族みんなで一緒に過ごす時間が取りづらくなってきている傾向にはありますが、マンションだからこそ家族の時間を大切にできるような気がします。
そして主婦としては何といっても掃除が楽なのが嬉しいです。我が家や段差がない造りになっているので余計に掃除機をかけるにもストレスがかかりません。戸建だと階段部分など掃除する箇所が増えることを思うと、同じ部屋の広さがあるのであればマンションで十分です。最近ではウォークインクローゼットだったり、収納スペースが広く取られたマンションも多く出ているので、戸建に負けないような生活ができると思います。
以上3点からマンション暮らしにしてよかったなと改めて思います。